外野手は全国屈指の強打者コンビを選出

【外野手2人】

モイセエフ・ニキータ(豊川

正林 輝大(神村学園

モイセエフ・ニキータ(豊川)は木製バットを使った打撃練習で、センター123メートルの豊川グラウンドでバックスクリーン弾を打ったり、逆方向へ本塁打を放つなど、スイングの鋭さ、打球の速さ、弾道の高さが大学生の打者とひけをとらないものがある。愛知大会では5回戦敗退となったが、打率.429、出塁率.667を記録。地方大会、甲子園を見てきて、これほど強い打球を打てる打者はいなかった。

正林 輝大(神村学園)は夏の甲子園で14打数3安打に終わったが、センバツでは9打数5安打とバットコントロールの良さを発揮し、木製バットを使った強化合宿では本塁打も放った。地方大会、甲子園を見てきてもスイングの速さ、打球の速さは抜きん出ている。俊足で、この夏は3盗塁を記録し、中学時代は投手をやっていた経験もあり、ライトからの強肩も魅力だ。

まさにドリームチーム!スタメン予想

この18人でスタメンを組んでみよう。

1番DH・宇野(早稲田実業)

2番セカンド・今坂(大阪学院大高)

3番センター・モイセエフ(豊川)

4番サード・石塚(花咲徳栄)

5番レフト・正林(神村学園)

6番キャッチャー・箱山(健大高崎)

7番ライト・柴田(福岡大大濠)

8番ファースト・椎木(横浜)

9番ショート・齋藤(金沢)

走塁意識が高い宇野を1番においてコンタクトの高い今坂はバントをせず強打で勝負。3番モイセエフ、4番石塚の勝負強い2人がこの世代の核である。投手兼任の柴田は7番だ。

プロ志望のドラフト候補の選手だけを並べてみると、ワクワク感がある。実際にライバルの韓国では、22年のU-18代表20名中、17名が高卒でドラフト指名された。いつか日本でもこんなプロ予備軍の代表チームがあってもいいのではないだろうか。