2025年が幕を開けた。昨年の高校野球界を各都道府県別に振り返り、1年間の球児の熱い戦いを思い出してみたい。

宮崎では、宮崎商が「春夏連覇」を達成した。前年の秋は3回戦敗退に終わったが、春は準決勝までの4試合で3失点と投手力を誇り、決勝では聖心ウルスラを1対5からの逆転勝ちを収めた。

夏は接戦を制して3年ぶりの頂点をつかんだ。決勝までの5試合はすべて3点差以内の勝利。初戦の5得点が最高で、初戦を含む2試合が逆転勝ちだった。上山 純平投手(3年)、小野 壮真投手(3年)、中村 奈一輝内野手(3年)らがマウンドで踏ん張って勝利をつかんだ。決勝では、前年の秋に敗戦を喫していた富島相手に、しっかりリベンジを果たした。夏甲子園の初戦は、中京大中京(愛知)に逆転負けを喫したが、伝統校相手に大健闘の戦いを見せた。

秋は日南学園が9年ぶりに優勝を果たした。全5試合の失点はわずか2。3試合が完封ゲームと投手力を武器に強さを誇った。

聖心ウルスラは春準優勝、夏8強に入り、秋も準優勝。今年のさらなる飛躍に期待される。

24年宮崎県大会結果

<春季>

優勝 宮崎商

準優勝 聖心ウルスラ

3位 日南学園

4位 小林西

8強 高鍋

8強 日章学園

8強 都城

8強 宮崎北

<夏選手権>

優勝 宮崎商

準優勝 富島

4強 都城

4強 日南学園

8強 宮崎日大

8強 小林西

8強 延岡学園

8強 聖心ウルスラ

<秋季>

優勝 日南学園

準優勝 聖心ウルスラ

3位 宮崎学園

4位 富島

8強 鵬翔

8強 宮崎商

8強 都城東

8強 都城農