【内野手】6名
今岡拓夢(神村学園)、阿部葉太(横浜)、金本貫汰(東海大相模)
田西 称(小松大谷)
藤井 健翔(浦和学院)
今岡 拓夢(神村学園)
金本は昨夏神奈川大会決勝戦で特大本塁打を放ったスラッガー。飛距離は今年の高校生でも屈指だ。中学時代はU-15代表でも4番を打った。長打力だけではなく、脚力も非常に高いうえに、一塁だけではなく、外野も守れる。スローイング面や、打撃の確実性を高めていきたい。
蝦名は長打力のある二塁手で、昨夏の甲子園では15打数3安打だったが、初戦の長野日大戦で、5打数2安打の活躍を見せた。安定して打ち続けるようになれば、もっと評価を高められそうだ。
田西は昨夏の甲子園で14打数4安打を記録した左の強打者。好投手揃いの明豊、大阪桐蔭を相手に2安打を記録した。高い打撃技術から繰り出される鋭い打球は光るものがある。
藤井はこの世代では貴重な大型の右打ちスラッガー。弾道が高く、フライの滞空時間が長い。三塁守備はまだ課題はあるが、肩の強さはある。
横田は鋭いバットスイングから長打を量産する左打ち大型遊撃手で、投手もこなし130キロ中盤の速球を投げ込む。春には140キロも期待できる。
今岡は昨夏の甲子園でも活躍した右打ちの大型遊撃手だ。フットワークも軽快で右、左に打ち分ける打撃技術の高さも光る。
【外野】 3名
新井 瑛太(滝川)
中村は東海大相模・原俊介監督が「天才」と評するアベレージヒッター。ほかの選手ではヒットにできないコースを鮮やかに打ち返す打撃はまさに天性のもの。木製バットに近い新基準バットでもこの打撃ができる技術はさすがだ。
新井は投手としても150キロ近い速球を投げ、多くの球団から注目される逸材だが、野手としても滑らかなレベルスイングから長打を飛ばす。二刀流としても魅力たっぷりで、この1年、マークしていきたい選手だ。
阿部は走攻守三拍子揃ったセンター。2年春から名門・横浜の主将を務めるなどキャプテンシーも高い。阿部が代表の主将、副主将のどちらかを務めるのは容易に想像できる。それほどの選手だ。
高校日本代表は4月過ぎに候補選手が参加する合宿を行い、甲子園後を経て代表が決まる。どんな20名が選ばれるのか、注目だ。