村上宗隆(九州学院)のMLB移籍が刻々と迫る中、ヤクルトがドラフト2位で指名したのが、モイセエフ・ニキータ外野手(豊川)である。
昨年センバツで放った弾丸本塁打を見てもわかるように、長打力は折り紙付き。さらに打球判断の良さ、強肩も光る。
“ポスト村上”候補のプロ1年目の抱負を聞いた。
見極めができる打者になったのが成長点
――ドラフト2位という結果についてはどう捉えていますか?
モイセエフ びっくりしました。 自分が思っていたよりも早く指名が来たと思っています。
――ヤクルトの編成のコメントを見ると、「高校生だけではなくて 全カテゴリーの中でトップレベルの評価をしている」と語っています。
モイセエフ 期待されている以上、結果で返すことしか僕はできません。プロ入りしてこれからが勝負だと思っています。ようやくスタートラインに立てたのでその期待に応えられるように頑張っていきます。
打撃練習を行うモイセエフ
――夏の愛知大会は5回戦負けでした。
モイセエフ 夏は警戒されている中、敬遠も多くありましたが、チャンスの場面では打てませんでした。負けた大成戦で1安打2三振という結果に終わって、試合で結果を残さないと勝てないので、悔しい気持ちで終わりました
――夏の大会では7打数3安打5打点、3試合で5四死球。避けられることが多いように感じました。
モイセエフ 勝負を避けられていたというより、際どいコースも、しっかり見極められたと思います。