目指すはトリプルスリー

――早く夏が終わって、その後はどんな練習をしてドラフト会議まで過ごしてきたんですか?

モイセエフ 夏が終わった後は1、2年生に混ざって、現役で取り組んでいた練習を同じ強度でやってきました。自分は打撃だけではなく、走塁、守備も求められると思うので、体重を増やしてスピードの強化にも取り組んできました。

――スピードをつけるためにどんなトレーニングをしてきましたか?

モイセエフ  引退してからはチューブを使ったトレーニングをやりました。チューブを腰に巻いて、パトーナーに引っ張ってもらって走るのですが、フォームの乱れがわかるので、良い感じになりました。豊川は陸上部も強いので、陸上の先生に教えてもらいました。


後輩と混じってトレーニングするモイセエフ

――目標としてトリプルスリー(3割、30本塁打、30盗塁)を目指すと聞きました。

モイセエフ ドラフト前のスカウトさんとの面談でも将来像として走攻守三拍子揃った選手を目指すと伝えてきました。ずっと自分の中でトリプルスリーというのが目標にあって、そこを目指せる選手になりたい。ヤクルトには3度も達成している山田 哲人選手(履正社)がいます。色々聞けたらいいなとは思っています。

――ヤクルトの本拠地は神宮球場。2年秋の明治神宮大会でも活躍した舞台ですね。

モイセエフ これまでの球場とは景色が全く違いました。神宮球場は少し小さいと感じています。その点では、本塁打を打つことに関しては有利になると思うんで、バッターとしては本当にいい球場だと思います。

――プロに入ると2軍でも結構スピードのある投手が多くなります。どんな準備をしていますか。

モイセエフ やはりプロでは今まで見たことないような球がどんどん来ます。今の練習でも、自分に合ったことはどんどん取り入れて、色々と試して、その中でもいいところだけを ピックアップして、それで良くしていきたいです。そしてプロに入ったら速い球にもいち早く慣れて、 少しでも早く一軍の試合に出れたらと思います。

1年目から一軍に出場したい

1 2 3