2025年春の第97回選抜高校野球大会(センバツ)は7日午前9時に抽選会が開催される。18日開幕(阪神甲子園球場)の大会を占う重要な対戦カードが決まることになる。優勝候補とされる横浜(神奈川)、連覇を狙う健大高崎(群馬)、近畿王者の東洋大姫路(兵庫)など、強豪チームの組み合わせはどうなるのか注目される。
また、注目ポイントのひとつに「開幕カード」がある。開会式直後に開催される大会のスタートとなる試合。開会式後の3試合開催については、選手のコンディション調整に難しさがあるなど、開催要項が見直され、今年の夏甲子園では暑さ対策も含めて、夕方から開会式と「開幕カード」1試合が行われることが決まっている。開幕日に開会式後にバタバタと3試合が開催される、大会のひとつの「風物詩」も大きな転換期を迎えようとしている。
今年の「開幕カード」は、大きな「節目」の意味をもつことになるかもしれない。その対戦カードがどうなるのか、ますます注目される。
過去の5大会の開幕カードを並べてみた。
(延長11回タイブレーク)
(延長10回サヨナラ)
20年(コロナ禍のため開催中止)
(延長11回サヨナラ)
今大会出場している山梨学院、市和歌山は、ここ5大会でも開幕カードに登場し勝利している。山梨学院はそのまま初優勝をつみ、市和歌山も8強に進んでいる。
5大会中、3試合が延長戦となるなど、接戦も多い。大会の「華」でもある、今年の「開幕戦」はどんなカードになるのか。