7日、第97回選抜高等学校野球大会の組み合わせ抽選会が行われ、初出場の千葉黎明は名門・智弁和歌山と対戦することが決まった。千葉の出場校がセンバツで智弁和歌山と対戦するのは史上初となる。
智弁和歌山は選抜出場15回のうち、優勝1回、準優勝3回収めており、昨秋、近畿大会準優勝を収めた今年のチームは投打ともに選手が揃い、上位進出が期待される。
千葉黎明は昨秋、県大会で中央学院、成田、東海大浦安、東海大市原望洋、専大松戸、拓大紅陵と強豪を立て続けに破って初優勝。関東大会では初戦で西武台、準々決勝では23年にセンバツ優勝を収めた山梨学院を破ってベスト4入りを収めた。強豪と対戦しても粘り強く戦える地力は持っている。攻守ではショートストップ・山本 大我内野手を中心に野球脳が高い選手を揃え、投手では142キロ右腕・田代 敬祐投手(3年)、長身左腕・飯高 聖也投手(2年)などベンチ入り投手は6人擁し、継投策で逃げ切る。
千葉勢の学校が甲子園初戦で智弁和歌山と対戦するのは2010年夏の成田以来、15年ぶり。成田は智弁和歌山に2対1で勝利を収め、ベスト4に進出している。千葉の出場校が智弁和歌山相手に甲子園初勝利を挙げたのは、89年夏の成東が達成しており、智弁和歌山を破れば、36年ぶりの記録となる。
<千葉の出場校と智弁和歌山の対戦成績>