2025年春の第97回選抜高校野球大会(センバツ)は、抽選会が終了。18日か、らいよいよ大会(阪神甲子園球場)の熱戦がスタートする。

 大会第6日、1回戦最後のカードとなったのは、東海大札幌(北海道)-日本航空石川(石川)。北海道勢と石川勢の対戦は、センバツ初のことになる。

 北海道勢として、東海大四時代以来、10年ぶりの出場となった東海大札幌は、悪い流れを断ち切るべく初戦に挑む。北海道勢はここまでセンバツ初戦で6連敗中。汚名返上とばかりに、日本航空石川に立ち向かうことになる。

 近年のセンバツでの北海道勢の成績は以下の通り。

24年 北海 ●1-7 大阪桐蔭(大阪)

   別海 ●0-7 創志学園(岡山)

23年 クラーク国際 ●1-3 沖縄尚学(沖縄)

22年 クラーク国際 ●2-3 九州国際大付(福岡)

21年 北海 ●2-3 神戸国際大付(兵庫)

(20年はコロナ禍のため大会中止)

19年 札幌第一 ●5-24 山梨学院(山梨)

   札幌大谷 〇4-1 米子東(鳥取)

 19年3月24日の初戦で札幌大谷米子東を破ったが、翌日に札幌第一山梨学院に敗れてから、ここまで初戦は6連敗。21年の北海、22年のクラーク国際は、ともに延長戦にもつれ込む接戦も、サヨナラ負けと、悔し涙を流してきた。

 実は東海大札幌が東海大四として準優勝した2015年の翌年から、延べ10校がセンバツ初戦に臨んだが、勝利したのは19年の札幌大谷だけ。10年の間、初戦は1勝9敗と大苦戦を強いられている。かつて1976年から1982年まで、延べ9校がセンバツに初戦に挑むも、すべて敗れて9連敗の屈辱を味わったことはあるが、現在はそれに次ぐワースト記録の6連敗中となっている。

 冬を越えてのセンバツ大会だけに、北国のチームにとっては大きなハンディとなるのは仕方ない面はあるが、近年は環境面でも改善されてはきているだけに、これ以上の連敗はしたくない。

 昨年秋の明治神宮大会では初戦で大垣日大(東海・岐阜)に完封勝利している東海大札幌。初の石川県勢との対戦で、白星を挙げて、2015年の準優勝再来の快進撃を目指す。

過去10年センバツの北海道勢の初戦成績と最終成績

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