優勝候補同士が3回戦で激突か?2つのライバル対決に注目!
ここからは各ブロックのポイントを見てみたい。まずはトーナメント表の左上のブロック。大きなポイントは2つだ。
1つは中央大の行方だ。もし勝ち上がってくれば、3回戦で日本大との対戦が考えられる。同じ東都リーグ1部に所属し、2024年の夏には全国大会1回戦で激突した優勝候補同士の対戦が実現する。
ともに全国制覇を目指している以上、今大会を制して全国行きを早々に決めたいところ。中央大は何よりも最速151キロを誇る剛腕・大山投手がいる。野手陣では、全国大会決勝戦のスタメンのうち、6人が残っている状況だ。大会連覇に向けて、戦力は十分か。
日本大は2022年に全国制覇を経験したメンバーが最終学年になった。当時、1年生ながら好リリーフを見せたサブマリン・足立投手ら4年生の活躍に期待。さらに夏の全国大会・中央大戦で先発した赤岩投手をはじめ、下級生も経験者がそろう。小川主将は、「今大会で優勝して全国大会出場を決めるのが目標の1つです」と語っており、相手がどこであろうと関係ないようだ。2回戦で同じ日本大の医学部との日大対戦が実現するかも注目しながら、勝ち上がりを追いかけたい。
そしてもう1つが第1シード・高崎健康福祉大の初戦である。
もし勝ち上がってくると、初戦で迎えるのが高崎経済大。ともに北関東リーグに所属しており、優勝争いを演じるチーム同士が戦う可能性が出てきた。
2024年に悲願の全国大会初出場を果たした高崎健康福祉大は、主将・高橋春斗捕手(渋川青翠出身)をはじめ野手5人が全国の舞台を経験した。この経験を今シーズンどこまで生かすことが出来るか。
対する高崎経済大は春季リーグ終了後から世代交代をしており、秋季リーグから現体制で戦っている。チームとしての完成度では一歩リードしているか。2024年度のリーグの優秀選手に選出された小池脩太内野手(桐生出身)などの活躍に注目したい。
直近の対戦では秋季リーグ戦の決勝で激突し、2対1で高崎健康福祉大に軍配が上がっている。今回、対戦が実現した際はどちらが勝利するのか。