下部リーグからのジャイアントキリングを巻き起こせるか?

最後にトーナメント表の右下のブロック。ここは國學院大と筑波大の東都2部リーグに所属するチーム同士の行方だ。

まず筑波大。今大会から導入されたシード制度によって、前回大会8強だった筑波大は第2シードで今大会を迎える。北里大、学習院大、城西大のいずれかと3回戦で初戦を戦う。第2シードをどれだけ生かして上位進出を果たすことが出来るか。新たな制度の1つの指標となりそうだ。

一方で國學院大は、2023年春季リーグ戦まで1部に所属していた実力校。その後、3部まで降格する苦い経験をした。これには主将である大滝快晴内野手(新潟明訓出身)も「14年間野球をしていて初めて野球を辞めたい」と思うほど。悔しさを味わった分、そこから一気に結果を残して、2024年の秋季リーグでは2部優勝。入れ替え戦を勝つことが出来ず1部復帰とはならなかったが、同等の実力を持っている。

立正大、東京農工大の勝者と初戦を戦う。それに勝つと、3回戦は第1シード・帝京大が待ち構える。近年は全国大会常連となり、同じ東都リーグで1部に所属する強敵相手に快進撃を見せることが出来るか。

関東地区最大の大会で爪痕を残すチームはどこになるのか。各校の戦いぶりから目が離せない。