ヤクルトの石川 雅規投手(秋田商―青山学院大)が開幕ローテンション入りへアピールを続けている。4日に行われたソフトバンク戦(オープン戦)で4回4奪三振無失点の好投を見せた。年齢を感じさせない投球にSNS上では「石川さん45歳で先発で投げてるの凄すぎる」「45歳で先発やってんのほんとすげえわ」「本当に45歳????」など、驚きの声が多く寄せられた。
巧みな投球術が光っている。今季45歳を迎え、球界最年長となる石川。通算200勝まで残り14勝、ルーキーイヤーから続く24年連続勝利を目指している。昨季は9登板にとどまり、わずか1勝に終わった。悔しさを晴らしたい今季は、アピールを続けて2年ぶりの開幕ローテーション入りへ突き進んでいる。
石川以外にも、現役では楽天の岸 孝之投手(名取北―東北学院大)が昨年、2年ぶりの開幕ローテーション入りを果たし、規定投球回に到達。22試合で6勝11敗、防御率2.83の成績を残している。今季もここまで好調を維持し、開幕ローテーション入りが予想されている。
過去を振り返るとパ・リーグでは和田 毅投手(浜田―早稲田大)が21年から23年にかけて3年連続で開幕ローテーションを掴んだ。23年にはシーズン8勝を挙げるなど、衰え知らずの活躍を見せていた。また、セ・リーグでも19年に中日・山井 大介投手(神戸弘陵―奈良産業大―河合楽器)が開幕2戦目の先発マウンドを務め、与田 剛政権初白星をプレゼントした。
他にも15年に国内復帰を果たし、40代で2年連続2桁勝利をあげた広島・黒田 博樹投手(上宮―専修大)、球界最年長記録の49歳で勝利を挙げた山本 昌投手(日大藤沢)ら、レジェンドが名を連ねている。果たして石川は開幕ローテーションを掴むことがきるのか。ベテラン左腕の投球に注目だ。