千葉黎明、東海大札幌、滋賀学園の躍進も期待
千葉黎明
投手B 打撃B 走塁A 守備B
今大会初出場の千葉黎明は投手6人がベンチ入りし、メインとなるのは130キロ中盤の速球、切れのあるスライダーを投げる米良 康太投手(3年)、最速142キロ右腕・田代 敬祐投手(3年)、右スリークォーターから130キロ後半の速球を投げ込む岩下 竜典投手(2年)、190センチ左腕・飯高 聖也投手(2年)の4人だ。この4人をどう使うか。
打線は低くライナー性の打球を多く放ち、その中でも山本 大我主将はミート力の高さは素晴らしいものがあり、攻撃のキーマン。
中野大地監督が機動力を高く評価するように、公式戦14試合で32盗塁を記録。バッテリーの警戒度が上がる強豪校と対戦が続いた中で残した数字である。相手のカバーリングミスを見逃さず、果敢に次の塁を狙う。
この甲子園で旋風を巻き起こすことができるか注目だ。
東海大札幌
打撃B 投手B 走塁A 守備B
東海大札幌は今大会屈指の左腕・矢吹 太寛投手(3年)、143キロ右腕・高橋 英汰投手(3年)の2枚看板が強力。2人の秋の合計イニングは63回で、わずか9失点と抜群の安定感を発揮した。砂田 左漸投手(2年)も秋6回を投げ、1失点と安定感を発揮しており、この2人を支える活躍を見せた。
打線も太田 勝馬内野手(3年)、太田 勝心内野手(3年)の中軸を打つ2人を中心に得点を重ねる。機動力も大きな武器で、スタメンで公式戦5盗塁以上している選手が5名もいる。盗塁の数字だけではなく、走塁の意識を見ても、近年の北海道のチームではなかなか見られないスピード感を持ったチームだ。全国でもその実力を発揮できるか。
滋賀学園
打撃B 投手B 走塁B 守備B
滋賀学園の持ち味は2枚看板だ。大型右腕・長﨑 蓮汰(3年)は187センチの長身から緩急を使った投球が持ち味で、昨秋の近畿大会では大阪桐蔭相手に2失点完投勝利を挙げた。右腕・土田 悠貴(3年)は最速142キロとストレートと鋭く曲がるスライダーを武器に昨夏の甲子園で好投を見せた。
打線は3番川畑 鯉太郎外野手(3年)、4番秋満 大知外野手(3年)、5番吉森 爽心内野手(2年)のクリーンナップを中心に強力だ。速球投手に対してもしっかりと捉える対応力があり、昨秋の県大会準決勝では近江の147キロ右腕・上田 健介投手(2年)を攻略し、コールド勝ちを収めており、攻撃力の高さもある。