<春季東京都大会 一次予選第7ブロック1回戦:日本ウェルネス11-1田無工科> 15日◇第7ブロック1回戦◇ 岩倉高校西東京総合運動場
日本ウェルネスの昨年秋は、組み合わせの都合で初戦が代表決定戦となったが、城西大城西にコールド負け。田無工科も初戦で松が谷に0対12で敗れて、この春のブロック予選からの出場となった。どちらも、昨秋の大敗からの躍進を示したいところである。
全国で一番早い公式戦となる東京都である。夏へ向けてのチーム作りということで言えば、まだまだ途中というところもあるだろう。それだけに、夏へ向けての戦いとしては、やはり4月の本大会に進出して、一つでも多く公式戦を経験しておきたいという思いは強い。だからこそ、大事な初戦である。ここで負けてしまうか、もう1試合、さらには緊張感のある公式戦を経験できるのかということも、その後のチームへの影響も大違いと言っていいであろう。
力としては上回ると思われた日本ウェルネス。初回は一死から5連打。さらには相手失策も重なって、打者12人を送り出して7連続得点でいきなり大量リード。2回にも、失策四球などに乗じてさらに3点。この段階で早くも10対0となってしまった。
それでも、そこから田無工科も頑張って、3回には1番大坪空登選手のタイムリー打で1点を返す。そしてその裏は、左腕小俣伸樹投手(3年)は安打こそ許したものの、3番からの攻撃を0に抑えた。さらに4回は、外野からリリーフした下手投げの田中悠翔投手(3年)が上手に交わして3者凡退。抵抗を示していた。
しかし、5回には1番山崎祐選手(2年)の二塁打から、四球バント安打で満塁として、一死後相手失策で10点差となり、コールドゲームとなった。
田無工科としては、大事なところで失策が出てしまうなどで、自滅的要素もあった。加藤賢司監督は、「う~~ん。毎日練習しているんだけれどもなぁ。だけど、緊張感がないのかなぁ・・・」と、頭を抱えていた。
大量リードでコールド勝ちした日本ウェルネスの美齊津忠也監督は、「このチームは、去年秋、初戦負けのチームですから、どんな形であれ、まずは勝つことは大事だと思っていましたので、それはよかったと思います。だけど、まだ修正していかないといけないことはたくさんありました。一つひとつ大事にしていきたい」と慎重だった。日本ウェルネスは、今秋のブロック予選からは会場校としての役も担うようになるという。
現在部員は2学年で31人。新入生も15人前後は見込んでいるという。系列大とも提携しながら、さらなる飛躍を目指していきたいというところだ。
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