先輩投手のフォームを参考に成長 自慢のツーシームで活躍を!
プロ志望届を出した山田選手は西武5位指名を受け、プロ入りの夢を叶えました。
山田投手は1年目、二軍3試合で防御率5.87、2年目も二軍13試合で防御率6.75とプロの壁を痛感していますが、2年目は24回を投げ、21奪三振と三振を奪えるようになってきました。オフの台湾ウインターリーグでは9試合(11回)を投げ、19奪三振を記録し、実力を発揮しました。
そして春季キャンプでは一軍スタートとなり、着実に階段を登ってきました。投球フォームは西武の中継ぎとして長く活躍した森脇 亮介投手(塔南)のフォームを参考に、ツーシーム、カットボールを磨いてきました。常時140キロ中盤とプロの中で速いほうではありませんが、同じ球速帯で急激に曲がるツーシーム、カットボールの精度が非常に高く、9日の楽天とのオープン戦では1回3奪三振を記録するなど、三振が奪える投球を見せています。
山田選手は開幕一軍の最後の枠を争うレベルまで来ているようです。23日のDeNA戦が最後のオープン戦となり、3月の結果と内容を持って、判断されます。現在の山田選手は中継ぎ。中継ぎは投手の故障などで入れ替わりが激しいポジションであり、現在のパフォーマンスを続けていければ、一軍デビューは十分に考えられます。
プロ2年目までなかなか苦しい時期は続きましたが、しっかりと歩みを続けているのが分かりました。
再び大舞台に登場し、西武ファン、高校野球ファンを喜ばせる投球を期待しています。