2025年春の第97回選抜高校野球大会(センバツ)第5日は22日、1回戦3試合が予定されている。
記念すべき第1回センバツ大会の決勝カードの再現となった。早稲田実の主将でありエースの左腕・中村 心大投手(3年)と、高松商の末包 旬希投手(3年)、行梅 直哉投手(3年)の両右腕との「力勝負」が期待される。打者では、早稲田実の・山中 晴翔捕手(3年)、高松商の主将・山田 圭介内野手(3年)が打線の中心で、実力を発揮できるか。両者の甲子園での対戦成績は高松商の2勝。早稲田実は5大会連続の初戦突破を、高松商は2019年以来、2大会ぶりの春勝利を目指す。
昨秋の東北大会を7年ぶりに制した聖光学院と、センバツ優勝の実績がある常葉大菊川の対戦。チーム打率.353を誇る常葉大菊川打線と、左腕・大嶋 哲平投手(3年)、右腕・管野 蓮投手(3年)の左右2枚を整備している聖光学院投手陣の対決が軸になりそう。昨秋公式戦で打率5割をマークした主将の橘木 千空内野手(3年)の打撃にも注目だ。聖光学院は2008年に初戦敗退を喫したが、それ以降、4度センバツに挑み、いずれも初戦突破。5大会連続の初戦突破をかける。常葉大菊川は2大会ぶりのセンバツ初戦突破に挑む。
大会注目の変則フォームの技巧派左腕、浦和実の石戸 颯汰投手(3年)が甲子園デビュー。昨秋公式戦で、62.2回54奪三振、防御率0.72を誇る安定した左腕が、昨夏甲子園8強の滋賀学園と対戦する。特に、昨秋公式戦で打率5割を超えた左打者、吉森 爽心内野手(2年)との対戦が注目だ。滋賀学園は過去2度のセンバツでは、いずれも初戦突破。浦和実は甲子園初陣で初勝利を狙う。
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