第97回選抜高等学校野球大会5日目、第1試合に登場している早稲田実の中村 心大投手(3年)は2回目の甲子園で好投を見せている。
昨夏の甲子園ではベスト16に導いた本格派左腕は選抜でも快投。常時130キロ後半〜140キロ前半の速球を強気に押す投球を見せ、昨秋、チーム打率.367の高松商相手に5回までに被安打4、6奪三振、無失点に抑えている。5回裏、二死満塁のピンチを招いたが、投手フライに打ち取った。
昨秋、都大会を終えて、肩を痛め、リハビリに努めた中村が投球を再開したのは2月から。選抜直前の練習試合では好投を続け、準備してきた。選抜開会式後の取材では昨夏から成長した投球を見せたいと語っていた。
6回以降も好打者揃いの高松商打線を抑えることができるか。