<令和6年度秋季近畿地区高等学校野球滋賀県大会:水口9-2膳所(7回コールド)>21日◇3回戦◇HPLベースボールパーク
水口のスローガンは「超積極野球」。盗塁やバントなどの作戦を積極的に仕掛けて、2回以降は毎回得点を記録した。
今夏は初戦の米原戦で無安打無得点の7回コールド負け。新チーム始動と同時に就任した栁内洋紀監督は打てなくても点を取れる野球を目指してきた。
この試合では3つの盗塁死がありながらも5盗塁を記録。4対1と3点リードした5回表には5番・満留 琉輝(2年)がスクイズで追加点を挙げた。
準々決勝の相手は今夏の甲子園8強の滋賀学園。実は今春の準々決勝でも対戦しており、敗れはしたが、1対2の接戦を演じた。
その試合で9回2失点と好投したのが大西礼乃(2年)。スリークォーターの右腕で、最速は127キロながらスピンの効いたストレートを投げ込む。
互角の戦いが甲子園で活躍したことには「嬉しさと悔しさがありました」と大西は言う。リベンジマッチとなる次戦は「0点に抑えて勝ちたいです」と静かに闘志を燃やしている。この試合でも先発して6回2失点と試合を作れており、調子は上々。好勝負が期待できそうだ。