第97回選抜高校野球大会(センバツ)は準々決勝までが終了し、28日に準決勝が予定されている。対戦カードは健大高崎(群馬)-横浜(神奈川)、智弁和歌山(和歌山)-浦和実(埼玉)。この4強メンバーの打撃力をランキングで紹介したい。(△は左打者、★は2年生)
<打率上位ランキング(4割以上)>
(※規定打席10以上)
打率では智弁和歌山の7番打者・大谷がトップに立っている。3試合で7打数4安打。4犠打と2四球があり、打数は少ないが、下位打線にあって打撃は絶好調。続いて9打数5安打の健大高崎・加藤、11打数6安打の智弁和歌山・山田と続く。5割以上をマークしている選手は6人。4割以上は10人となった。チーム別では健大高崎の選手が4人で最多、横浜の1人が最少。
<打点上位ランキング(4打点以上)>
打点では浦和実の4番・三島。3試合すべてで打点をマークしてトップとなった。横浜3番・阿部葉、浦和実8番・深谷の5打点が2位につけている。深谷は聖光学院(福島)との準々決勝、延長10回での満塁から走者一掃の適時二塁打で3打点を稼いだ。
<本塁打>
本塁打はこの4チームのなかでは、阿部葉の1本だけ。右中間奥深くへの豪快なアーチは、プロ注目のスラッガーぶりを見せつけた。
<得点圏打率1.000>
(※規定打席10以上)
得点圏打率で10割をマークしている選手が4人いた。健大高崎で2番の加藤、3番の秋山の2人が勝負強さを発揮している。
<盗塁>
盗塁では、唯一、横浜の奥村頼が2盗塁をマーク。その他、1盗塁は9人いた。奥村頼は背番号1のエースとしてだけでなく、4番打者としても攻撃に貢献。足があるところもアピールしている。