<第156回九州地区高校野球大会鹿児島予選:徳之島13-6甲南(7回コールド)>◇26日◇2回戦◇鴨池市民球場

 徳之島は初回、1番・竹下 遼(2年)が死球で出塁。2番・作田 和洸(3年)のエンドランが決まり、竹下が三塁へ進塁する間に作田も二塁を狙う。三塁から二塁へ悪送球となる間に竹下が生還し、投球数わずか3球で徳之島が先制した。

 4番・白坂 心之丞主将(3年)にも2点適時打が出て、徳之島は幸先良く3点を先取した。

 その裏、甲南も4連続四球押出しで1点を返し、無死満塁から6―4―3の併殺が一塁悪送球となり、瞬く間に同点に追いついた。

 甲南は3回裏、4番・樋渡 諒太(3年)の左越え二塁打、7番・川原 湧矢主将(3年)の左前適時打で2点を勝ち越す。

 直後の4回表、徳之島は送りバント悪送球と1番・竹下の右前適時打で同点とするが、その裏、甲南は4番・樋渡の2打席連続二塁打で再度勝ち越す。

 5回表、徳之島は5番・長尾 涼(2年)の中前適時打で同点とし、9番・紀乃 倖翔(2年)の左翼線二塁打で逆転に成功した。

 勢いを取り戻した徳之島は7回にわずか2安打ながら、3四死球、2失策、ボークなども絡み、打者10人で5点と突き放し、コールド勝ちを決めた。

 初戦に続き、苦しみながら勝利した徳之島・地頭所 眞人監督は「ミスが多く、反省点は多かったが、最後までベンチの雰囲気は明るく、前向きに試合ができた」点を評価していた。