<第156回九州地区高校野球大会鹿児島予選:川内商工10-9鹿児島中央>◇28日◇2回戦◇平和リース球場

 1回裏、鹿児島中央は3番・上野裕太主将(3年)の右越え三塁打で先制し、打者10人で4得点を挙げた。

 3回に1点、4回に2点を加え、4回までに7―0と大きくリードし、鹿児島中央のコールドペースで試合は進んだ。

 川内商工は5回表に反撃。3番・鳥居原 涼太(2年)の中前適時打で口火を切り、二死満塁から6番・渡邉秀太(2年)の走者一掃二塁打で計4点を返した。

 6回にも1点を返し、2点差に詰め寄った。

 鹿児島中央は7回裏、5番・佐藤昊平(3年)の中前2点適時打で点差を4点に広げた。

 勝機は鹿児島中央に再び傾いたかと思われたが、川内商工は勝負をあきらめなかった。

 8回表、内野ゴロと4番・博井疾風(3年)の左前適時打で再び2点差とし、エラーで2者生還して同点に追いついた。7番・新満翔太(3年)の右前適時打で逆転に成功。打者一巡で5得点を挙げ、試合をひっくり返した。

 川内商工10安打、鹿児島中央15安打、計25安打、2時間33分続いた点の取り合いは川内商工に軍配が上がった。