第97回選抜大会に出場した32校の初戦の応援を対象にした「応援団賞」が発表された。

 最優秀賞には、部員25人全員が離島出身のチームとして話題を呼んだ壱岐(長崎)が選ばれた。初戦で3000人を超える応援団から大きな声援が送られ、選手を後押し。選出理由には攻守でアウトをとる度に声援が上がった熱気や、楽しみながら懸命に応援している姿を高く評価され、「初出場ながら生徒と教師の連携もしっかりしており、マナーの良さも評価された」と、生活面でも称えられていた。

 また優秀賞には、日本航空石川(石川)、滋賀学園(滋賀) 、東洋大姫路(兵庫)の3校が選出された。

 受賞理由は以下の通り。

【最優秀賞】
壱岐
→人口約2万4000人の壱岐島から1割超に当たる生徒や保護者、島民ら3000人以上がアルプススタンドを埋め尽くした。攻撃時はもちろん、守備時もアウトをとる度に声援が上がるなどチームを後押し。熱気もすさまじく、楽しみながら懸命に応援している姿が印象的だった。初出場ながら生徒と教師の連携もしっかりしており、マナーの良さも評価された。

【優秀賞]】
日本航空石川(石川)
→学校の特色を生かし、空や旅にちなんだ応援曲を採用する独自性が光った。チアのユニホームやメガホンの赤色がアルプススタンドを彩り、大応援団の声援にも迫力があった。

滋賀学園(滋賀)
→創意工夫を凝らした応援で、アルプススタンドに一体感をもたらしていた。劣勢の中でもチームを鼓舞し続け、はつらつとした姿を見せてくれた。

東洋大姫路(兵庫)
→リーダー、チア、楽器の3部門で構成された応援指導部を筆頭に、大応援団が洗練された動きを見せた。最優秀賞の壱岐高校との対戦だったが、負けず劣らずの応援への熱量の高さだった。