<春季東京都高等学校野球大会:国士館12-2大山(7回コールド)>◇4日◇1回戦◇スリーボンドスタジアム八王子

 19年のセンバツにも出場した西東京の強豪・国士舘が初戦を突破した。

 初回から相手の守備のミスもあり3点を先制。その後も2回に2点、3回に1点と得点を重ねると、7回に4点を挙げてコールド勝ちを収めた。

 キャプテンを任される池上 剛生内野手(3年)は、5回に先頭で二塁打を記録すると、6回にも右前へ放ってチームの勝利に貢献。2安打の活躍に「相手が緩い球を使ってきた中で、引き付けて打つことを意識したことが結果に繋がった」と振り返った。

 昨秋は2回戦で関東第一に敗戦。「バントや走塁でミスが目立った」と、反省を活かすため、冬場は機動力にこだわって練習を積んできた。この試合では、池上が出塁した際に相手のボールか目を切らさず、常に次の塁を狙う姿勢を貫いた。チーム全体でもミスをつく走塁が徹底され、「先の塁を狙う走塁や、低い姿勢で次を見据える意識は出せた」と、早くも成果を実感している。

 初戦を19安打と大勝で突破し、「まずはベスト16に入って夏のシードを取りたい」と池上。上位進出に向け、「まだまだミスも多く、練習で細かい部分を修正していきたい」と意気込んだ。

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