巨人は31日、戸田 懐生投手(東海大菅生(中退)-KTCおおぞら-徳島インディゴソックス)と支配下選手契約を結んだ。これで支配下登録者が63人となり、残り7枠を争うこととなる。

 育成選手の中には松井 颯投手(花咲徳栄明星大)、菊地 大稀投手(佐渡桐蔭横浜大)ら、支配下経験を持つ選手もいるが、戸田に続けと猛アピールを続けているのが4年目の笹原 操希外野手(上田西)だ。

 1年目に2軍で公式戦初ヒット、2年目には公式戦初本塁打を記録するなど着実に結果を残してきた。昨年も二軍で48試合、打率.288と成長をアピール。オフには台湾のウィンターリーグに参加してNPB選手トップとなる17安打を放ち、打率.340を記録していた。

 今季もここまで10試合で打率.417、出塁率.500と好調を維持。6日に行われた日本ハム戦では、3打数2安打3打点と自慢の打撃で存在感を示している。逆方向にも強い打球を飛ばせるのが特徴で、「長野2世」の呼び声も高い。残る7人の枠をかけ、アピールの止まらない若武者に今後も期待だ。