2025年春季の第156回九州地区高校野球大会の組み合わせ抽選会が11日に行われる。
大会は19日に開幕。今センバツに出場した5校に加え、各県を勝ち抜いた11校と合わせた16校が参加し、トーナメントが行われる。昨秋は沖縄県勢の決勝となるなど、沖縄尚学、エナジックスポーツの活躍が目立ったが、昨秋の九州大会にも出場した神村学園(鹿児島)、海星(長崎)、明豊(大分)、龍谷(佐賀)などの強豪の今春の「逆襲」も見られそうだ。
チームの勝敗はもちろんだが、センバツに出場し高校日本代表候補合宿に出場した逸材たちの活躍にも目を向けたい。沖縄尚学・比嘉 大登内野手(3年)は、センバツで4番二塁手として出場し攻守に存在感を示した。比嘉と二遊間を組んだ遊撃手・眞喜志 拓斗内野手(3年)もリードオフマンとして活躍した。
同じ沖縄勢では、走攻守にわたりセンバツでブレークしたエナジックスポーツ・イーマン 琉海内野手(3年)の活躍にも期待。西日本短大付(福岡)の奥 駿仁外野手(3年)も走攻守で素質の高さを持っている。
センバツに出場していない逸材では、神村学園の早瀬 朔投手(3年)、今岡 拓夢内野手(3年)が注目。下級生から注目されてきた投打の中心選手の成長ぶりからも目が離せない。
海星注目の最速150キロ右腕・陣内 優翔投手(3年)は、昨秋に痛めた肩の影響でこの春はノースローの可能性が高そうだ。
初戦から逸材たちの対決も見られるかもしれない。どんな組み合わせが実現するのか。