日本高校野球連盟(日本高野連)は11日、大阪市内で4月度の業務運営委員会を開き、大府(愛知)、敬和学園(新潟)、長野商(長野)の3校の善行に対し表彰することを決めた。表彰状と記念品が贈呈される。
大府(愛知)
2年生部員5名(現3年生)は令和7年2月6日午後5時半頃、交通量の多い車道の真ん中を小学生の男の子が一人で走っているところを発見した。
5名は男の子を一度は見失ったが、110番通報した上で、手分けして男の子の捜索を行った。部員のうち1名が無事に男の子を保護し、警察に引き渡した。この行動に対し、2月25日に愛知県東海警察署より感謝状が贈られた。
敬和学園(新潟)
2年生部員2名 (現3年生)は令和7年1月22日午前8時40分頃 、 野球部外生徒1名と計3名でランニングをしていたところ、高齢の女性から「助けてください」と声をかけられた。女性の片足の靴が壊れており、もう一方の足は靴を履いていなかった。 部員1名が自らの靴を女性に履かせ、3名は交互に女性を背負いながら坂道を登り、近くにいた人へ助けを求めた。女性はその後、警察に保護された。 この行動に対し、2 月21日に新潟北警察署長より感謝状が贈られた。
長野商(長野)
1年生部員3名(現2年生)は令和7年2月1 4日午後7時50分頃、帰宅途中に民家から煙が上がっていることに気づき、救助活動を行った。2名が玄関周辺で動けなくなっていた女性を救助し、同時に1名が消防署へ通報した。また民家にいたもう1名の女性も救助し、2名の女性を 50メートルほど離れた場所へ避難させた。この行動に対し、3月19日に長野市消防局長より感謝状が贈られた。