<令和7年度近畿学生野球連盟 Ⅰ部春季リーグ戦 第2節1回戦:大阪公立大3-2阪南大>◇11日◇大阪シティ信用金庫スタジアム

 2季ぶりに1部昇格を果たした大阪公立大が今季初勝利。敗れた阪南大は開幕3連敗となった。

 苦戦が続く阪南大だが、明るい話題もある。それが2番左翼で先発出場した澤田 哉斗外野手(1年=広陵)にリーグ戦初安打となる適時二塁打が飛び出したことだ。

 澤田は昨年に春夏連続で甲子園に出場。春は背番号7を背負ってスタメン出場を果たしている。

 大阪府出身の澤田は地元に近い阪南大に進学。「守りも含めて能力が高い」と垣下 真吾監督は開幕戦からスタメンに抜擢した。

「やっぱり木製バットは難しい。対応力が自分には付いていませんでした」と前節は8打数無安打。それでも「我慢して使いたい」(垣下監督)とこの日もスタメンに名を連ねた。

 待望の一本が生まれたのは2点を追う3回裏の第2打席。「思い切って初球からいこうと思っていました」と一死一塁から初球のストレートを左中間に弾き返す。これが適時二塁打となり、待望のリーグ戦初安打と初打点を記録した。

「一本出て気が楽になったので、これからもどんどん打っていきたいと思います」と話した澤田。「リーグ優勝して、その先の神宮や東京ドームで活躍して優勝することが目標です」と高い目標を持っている。

 近畿学生リーグには同じ阪南大の澤田 大和外野手、和歌山大の澤田 光内野手と血がつながっていない3人の澤田姓がいる。彼らの活躍が楽しみだ。