<春季高校野球神奈川県大会:川和2-0藤沢翔陵>◇12日◇3回戦◇藤沢八部球場
2回戦で強豪・日大藤沢を下した川和が藤沢翔陵相手にも勝利を収め、夏のシードが決まった。日大藤沢を抑え、評価急上昇中のドラフト候補左腕・濱岡 蒼太(3年)は完封勝利を挙げた。
140キロ中盤が出ていたという日大藤沢戦に比べてこの試合は常時130キロ中盤(最速136キロ)と球速は抑え目だったが、120キロ前半のカットボール、110キロ台のチェンジアップの精度は非常に高く、要所を締めて、被安打3、9奪三振完封勝利を挙げた。この試合を振り返って濱岡は「直球の走りは良くなく、自分の中では満足いく出来ではありません。それでも、カットボールの球速をあえて落としました。球速差がついていて良かったですし、チェンジアップも良かったです」と調子が悪くても、その日にできるベストなピッチングを実践した。
もちろん3回戦の内容については満足していない。
「フォームの何が問題で、ボールが走らなかったのか。現時点ではすぐに浮かばないので、もう一度、自宅に帰ってから整理して、来週の4回戦へ向けて準備していきたい」
クレバーな投球で2試合続けて私学を破った濱岡。この試合では濱岡目当てに多くの観客が藤沢八部球場のネット裏を埋め尽くした。4回戦以降の投球にも注目が集まる。
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