<春季高校野球神奈川県大会:三浦学苑4-3茅ヶ崎北陵>◇12日◇3回戦◇藤沢八部球場
12日は14校がベスト16へ進出した。公立校では横浜清陵、川和に続く3校目の春ベスト16を狙った茅ケ崎北陵は惜しくも三浦学苑に2対3で敗れた。茅ケ崎北陵を牽引する186センチの大型遊撃手・濵田 遼太朗内野手は夏の活躍を誓った。この試合は第2打席で直球をうまく弾き返し、レフト線へ落ちる二塁打。9回の最終打席ではカーブを捉えて右前安打を放ち、相手の変化球を読んで二塁に陥れ、遊撃守備でも大型選手としてかなりスピーディな動きを見せ、走攻守ともに大きくアピールした。
相手の三浦学苑も徹底的にマークし、厳しいコースへ投げ込んだが、それでもヒットゾーンへ弾き返した。対応力も高く、現在は高校通算7本塁打と、新基準バットでも強い打球を打てている。
夏へ向けての課題を語った。
「まだ球際の強さがやはり上手いショートの方と比べると物足りないですし、ミスも多いので、守備力を高めていきたい。打者としては、ただ良い打者ではなく、回ってきたら怖いと思わせるほどの打者になりたいです」
卒業後は大学でも続けたいと上昇志向も高い濱田。今年の神奈川の公立校は好投手は非常に多いが、野手のスケール、将来性では濱田かもしれない。夏までの進化に期待だ。