<春季東京都高等学校野球大会:法政2-1国士舘>◇15日◇3回戦◇都営駒沢球場
法政が西東京の強豪・国士舘を1点差で下し、6年ぶりベスト16入りを決めた。
2回戦で昨秋ベスト4の淑徳を破り、勢いに乗るチーム。この日もエース右腕の福田 悠成投手(2年)を中心にロースコアの展開に持ち込んだ。福田の好投に応えるようにレフトの白石 和馬選手(3年)が好守備を見せ、チームは1点のリードを守り抜いた。法政を率いる佐相 健斗監督も「新しく部長に多木(裕介)が入り、守備練習が多くなった」という成果を発揮して、接戦を勝ち抜いた。
佐相監督が着任後、初のベスト16進出に「実感が湧かないです」としみじみ。そんな指揮官に大きな影響を与えたのが、実の父である佐相 眞澄氏だ。長年、神奈川県の高校野球で監督を務め、川崎北時代には07年秋の神奈川大会で4強、相模原時代にも15年春に準優勝、19年夏には横浜を倒して4強進出を果たしている。「公立校の雄」として激戦区を戦った名将は、体調が優れず昨年12月で相模原を退任。最後まで病と闘ったが、今年1月に息を引き取った。
偉大な父に捧げる快進撃に「常に高い目標でした。何か乗り移っているのかなという感覚がある」と感慨にひたった。法政にとって6年ぶりの快挙ともあり「いい報告をしたいと思う」と話していた。
次戦は国学院久我山と対戦。強豪相手にも「自分たちのやれることをやるしかない」と一戦必勝の覚悟で上位進出を見据えている。
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