<令和7年度 春季高等学校野球大会 北部地区予選:熊谷商 12-0 国際学院(5回コールド)>◇14日◇代表決定戦◇上尾市民球場
熊谷商が強打を発揮し、5回コールド勝ちを収めた。
まず初回、2四死球で一死一、三塁とすると、4番・竹内一真(3年)がセンター越えの2点タイムリー二塁打を放ち、幸先良く2点を先制する。
主砲の一撃で勢いの出た熊谷商打線は3回表にも、この回先頭の志保田鈴士(2年)が出塁すると、続く工藤塁(3年)が左中間へタイムリー二塁打を放ち3点差をつける。
ここで国際学院は早くも先発・穴沢太一(3年)を諦め、2番手・古宇田陽生(3年)をマウンドに送る。
熊谷商は国際学院・古宇田の代わり端を攻め、4番・竹内がライトフェンス直撃のタイムリー二塁打を放ちこの回2点目、さらに8番・島﨑琉生(2年)のタイムリー二塁打に相手エラーなどが絡むなど、一挙6点を奪い試合の大勢は決した。
熊谷商はその後も攻撃の手を緩めず、4回は橋本真太朗(2年)のレフト前タイムリーで1点を追加すると、5回にも中山裕也(3年)のヒットや門脇のライト前タイムリーなどに相手のエラーなどが絡みさらに3点を追加しコールドペースへ持ち込む。
投げては先発左腕の門脇光希(3年)が危なげなく5回2安打無失点と危なげない投球を見せ、5回コールド12対0で退け県大会出場を決めた。
一方の国際学院は秋までのエースだった小杉快斗投手(3年)など、主力の怪我があった。
「小杉は万全の状態ではなかったので、ロースコアで後半勝負に持ち込めたら投入する予定でしたが。うちは二遊間が要なので中村太一(3年)の怪我は大きかった」
川島 亮樹監督は試合後嘆いたが、今年のチームは旧チームのエース・金子紀大(足利大)のような投手が現状おらず投手陣の柱が固まっていない。夏までにまずは投手の柱を固めることか。また、この日は5失策と守備が乱れた。
熊谷商はとにかく主砲・竹内の爆発に尽きる。
「打つべき人が打ってくれた。今日はそこだと思います。初回竹内に1本が出て、チーム全体の雰囲気が良くなった。門脇もテンポ良く前回より落ち着いて投げていた。旧チームはエースの中村頼りというところがあったが、今年はチームでまとまって戦えている」
新井 茂監督もホッとしていたが、これでチームに勢いがつき、他の打者にも長打が出た。あとは主力打者・大久保美槻(2年)が県大会までにどこまで仕上げてくるか。それが県大会上位進出の鍵になりそうだ。
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