令和7年度春季兵庫県高校野球大会の組み合わせ抽選会が15日、明石市内で開かれた。

 各地区予選を勝ち抜いた34校と、秋季近畿大会に出場した東洋大姫路神戸学院大付三田学園を合わせた計37校が出場して19日に開幕する。

 抽選会には各校の顧問と主将が出席。まず昨秋県大会上位3校で、近畿大会に出場した東洋大姫路神戸学院大付三田学園が今大会では準決勝まで対戦しないように、ゾーンを決めてトーナメント表の四角になるように抽選。そのあと、34校が予備抽選順にフリー抽選を行った。

 センバツ出場の東洋大姫路は2回戦からの登場で、三木と小野の勝者と対戦。昨秋県準優勝の神戸学院大附は東洋大姫路と準決勝で顔を合わせるヤマとなり、初戦の相手は県伊丹に決まった。

 U-18高校日本代表候補合宿に選ばれた新井 瑛太投手(3年)が主将を務める滝川は、西宮東と初戦。同じブロックには報徳学園、市尼崎、三田学園などがいる。

 日程が順調に進めば準決勝が5月5日、決勝と三位決定戦は10日で、明石市の明石トーカロ球場で予定されている。なお、明石トーカロ球場は今年からスタンドの座席が新しくなった。

 コロナ渦時に期間限定で導入された録音を再生しての音源での応援は今春から廃止され、鳴り物の応援は吹奏楽のみとなった。吹奏楽が応援に来られないチームはコロナ前と同じように手拍子や声での応援となる。

 今大会で2回戦を突破した16校は夏の第107回選手権兵庫大会の第1シードを獲得。2回戦で敗れた16校は第2シードとなる。

 また今大会の優勝校と準優勝校は、夏もお互い勝ち進む限り、決勝まで対戦しないように組まれる。

 優勝校は5月24日に奈良県橿原市の、さとやくスタジアム(橋原公苑)で開幕する近畿大会に出場する。