<秋季鹿児島県大会1回戦:国分 3-2 薩南工>◇2024年9月26日◇平和リース球場

 互いに好機は作りながらも、なかなか得点できず、1点を争う緊迫した展開となった。

 先制したのは薩南工。3回裏、一死から四球で出塁した8番・下原 成龍(2年)が一気に三塁まで進み、暴投で先制のホームを踏んだ。

 5回は一死一三塁として1番・宮原 和志(1年)が犠飛を放ち、2点目を挙げた。

 5、6回以外は毎回走者を出しながら、拙攻続きだった国分。9回表に二死満塁と下位打線で粘って好機を作ると、9番・佐々木 斗羽(2年)が起死回生となる走者一掃の左越え二塁打を放ち、逆転に成功した。

 打線の援護がないまま力投を続けてきた右腕エース・浮辺 竜誠(2年)が9回裏を三者凡退で打ち取り、国分が鮮やかな逆転勝利を収めた。