広島の野村 祐輔投手(広陵)が現役引退を発表した。野村は2007年、小林 誠司捕手(巨人)とバッテリーを組み、春夏連続で甲子園出場。ベスト8入りした選抜では初戦で唐川 侑己投手(ロッテ)擁する成田と対戦し、延長12回に及ぶ投手戦を制する名勝負を演出した。夏の甲子園では準優勝に貢献した。

 明治大入学後は1年春からリーグ戦登板。通算30勝、358奪三振を記録し、大学4年には明治神宮大会優勝を経験。東海大・菅野 智之投手(巨人)、東洋大・藤岡貴裕投手(元巨人)とともに大学BIG3と騒がれた。

 11年のドラフトでは広島から1位指名を受け、1年目から9勝を記録し、先発ローテーション入り。16年には16勝を挙げ、最多勝を獲得。3度のリーグ優勝を経験し、通算80勝、防御率3.53を記録。デビューから210試合連続で先発をしている。