オリックスの育成選手の上野 響平内野手(京都国際)が戦力外となった。
全国優勝した京都国際は、堅守のショートを毎年作り上げるが、上野はまさにその象徴だった。1年春からベンチ入りし、2年秋には主将へ就任し、近畿大会に出場。フットワークが非常に軽快で、他のショートではアウトにできない打球を次々と処理する2019年を代表する超高校級の遊撃手として注目された。上野の守備に憧れ、京都国際を志望する中学生が多く、今年のショート・藤本 陽毅主将(3年)もその1人だった。
最後の夏は京都大会決勝戦で敗れ、甲子園出場はなかった。同年のドラフトでは日本ハムから4位指名を受けた。2年目に一軍初出場を果たし、3年目には12試合出場したが、27打数2安打と打撃が大きな課題となり、3年目のオフに戦力外通告を受けた。
23年からオリックスの育成選手としてプレーした。移籍1年目は80試合に出場したが、2年目は12試合で打率.167に終わり、2度目の戦力外となった。