◇第155回九州地区高校野球大会鹿児島県予選◇れいめい7-6川内◇平和リース球場◇3日

 れいめい川内は同じ薩摩川内市内に学校があり、8月の北薩地区大会でも対戦している。この時は川内が勝利しており、れいめいにとっては雪辱戦でもあった。

 序盤は川内ペースで試合が進んだ。

 1回裏に押出しで先制点を挙げ、2回はエラーで追加点、3回は連続押出しで2点を追加。れいめいは3回までに7四球と制球が安定しなかったエース伊藤 大晟(2年)から萩原 久滋(2年)にスイッチしたが、川内は3番・是枝 春翔(2年)が右前適時打を放ち、計3点を追加した。序盤3回で5―0と大きくリードした。

 れいめいは5回表、一死一三塁から3番・宮下 航樹主将(2年)の右越え三塁打、4番・碇山 和尚(2年)の中前適時打で3点を返した。

 6回裏、川内は押出しで点差を3点に広げたが、直後の7回表にれいめいは5番・矢野 航成(2年)、7番・馬場 栄次郎(2年)の犠飛で1点差に詰め寄った。

 9回、れいめいは4安打を集中し、途中出場の9番・山﨑太聖(2年)の右前適時打で同点に追いつき、土壇場で試合を振り出しに戻した。

 タイブレーク方式の延長戦。10回表にれいめいは4番・碇山の右前適時打で初めて勝ち越しに成功する。

 その裏、川内の攻撃は、7回途中から再びマウンドに戻ったエース伊藤が踏ん張って無失点で切り抜け、3時間6分の熱戦を制し、れいめいが雪辱を果たした。