関西学生野球連盟 令和6年度秋季リーグ戦:関西学院大4-1立命館大>7日◇第1節1回戦◇わかさスタジアム京都

 立命館大のエース・長屋竣大(4年=浜松開誠館)がトミージョン手術を受けていたことがわかった。7日に開幕した秋季リーグ戦では学生コーチとしてベンチ入りしている。

 長屋は最速152キロのストレートと大きく曲がるスライダーを武器とする右腕。プロのスカウトも注目する投手だったが、春のリーグ最終戦となった5月26日の同志社大戦で登板した際に右肘の違和感を覚えた。診断の結果、靱帯断裂が発覚。6月上旬に手術を行った。

 プレーで貢献できなくても長屋の経験値はチームのプラスになる。片山正之監督の打診を受けて、この秋は学生コーチとして登録されることになった。

 術後の経過は順調で、既に短い距離でのキャッチボールは再開している。この日は外野ノックを打つなど、元気な姿を見せていた。

 試合中にはベンチとブルペンを往復。投手にアドバイスを送る姿も見られた。

 「学生コーチの経験はないので、新鮮ではあります。チームに迷惑をかけた罪悪感が一番大きかった。チームに貢献するにはそれしかない」と今の自分にできることを精一杯やっている。

 今後は社会人野球に進み、来年の実戦復帰を目指している。「プロに行きたい気持ちもありますし、社会人に行ったからには都市対抗や日本選手権で優勝が一番大きな目標になって来るかなと思います」と今後の抱負を語った。

 春はまさかの10連敗に終わり、秋もエース不在で初戦を落とした立命館大。まずは8日の2回戦で勝利して、勢いをつけたいところだ。