4日、巨人のドラフト1位左腕・高橋 優貴投手(東海大菅生ー八戸学院大)が戦力外通告を受けた。
高校時代は名門・東海大菅生で1年時夏からベンチ入り。3年時夏には西東京大会で決勝まで進出したが、リリーフ登板でサヨナラ打を許し、あと一歩の所で甲子園出場を逃している。
大学進学後も1年時春から出場した。4年間で後の生命線となるスクリューボールを習得し、直球の最速も152キロを計測するまでに成長。リーグ通算で奪った三振は301個を数え、多和田 真三郎投手(中部商―富士大―西武―六花亭)の299奪三振を更新した。新記録を樹立したことから「みちのくのドクターK」と評され、18年ドラフトで巨人から1位指名を受けた。直後に涙ながらに喜ぶ姿も印象的だった。
プロ入り後は、ルーキーイヤーから18登板で5勝7敗記録した。3年目には開幕ローテーションの座を掴むと、自身初の2ケタとなる11勝を挙げている。しかし、翌年はわずか1勝に終わると、同年オフに左肘のクリーニング手術を受け育成契約を結ぶことに。リハビリ期間を経て23年4月に支配下復帰を果たしたが、勝利を挙げることが出来ず、今季もここまで1軍登板はなかった。