楽天の清宮 虎多朗投手(八千代松陰)の戦力外が決まった。八千代松陰時代は190センチを超える大型右腕として注目を浴びていたが、入学当初は120キロ台でそれほどボールは速くなかった。投球フォームを固めて、3年春には最速145キロをマークするまでになる。2018年のドラフトで楽天から育成1位指名を受けた。

 制球難、トミー・ジョン手術を乗り越えて、コンスタントに150キロ台中盤、最速161キロをマークする剛腕に成長し、23年には22セーブを上げ、イースタン・リーグの最多セーブ投手に輝き、タイトルを受賞した。

 今年はオープン戦から好投を続け、開幕直後に支配下登録選手となったが、一軍3試合で防御率12.00、二軍では35試合で防御率6.23、30回を投げ、28奪三振、37与四球と高卒6年目の投手としては厳しい内容だった。