全日本大学野球連盟は9日、10月24日に行われるドラフトに向けたプロ志望届提出者を更新した。この日は週末の提出者も合わせて4名が新たに追加で発表され、合計14人となった。
最注目は愛知工業大の中村 優斗投手(諫早農)だ。最速159キロを計測する速球を武器に今春3月の侍ジャパントップチームに飛び級で選出されると、欧州代表相手に1回11球1奪三振の好投で3者凡退に抑える好投を見せていた。今秋ドラフトでは同じく飛び級選出を果たしている関西大の金丸 夢斗投手(神港橘)らと共にドラフト1位が有力視されている実力者だ。
185センチから投げ込む角度のある速球が持ち味の東海大学九州キャンパス・廣池 康志郎投手(都城農)もプロ志望。今夏の全日本大学野球選手権大会で自己最速を更新する151キロの直球を投げ込むなど、大舞台で成長した姿を見せていた。また最速149キロ右腕の甲南大・岡本 駿投手(城南)も廣池同様に180センチを超す長身右腕だ。
野手では中部学院大の森 翔太郎内野手(熊本工)が提出した。力強いスイングを武器に、今春の岐阜リーグ戦で打点のタイトルを獲得し、最優秀選手を受賞した。夏の選手権大会でも廣池から2安打を放ってプロ注目対決を制するなど存在感を見せていた。
【9月9日時点での大学生プロ志望提出者一覧】
早稲田大 鹿田 泰生(早稲田実)
早稲田大 印出 太一(中京大中京)
早稲田大 山縣 秀(早大学院)
早稲田大 吉納 翼(東邦)
愛知工業大 中村 優斗(諫早農)
中部学院大 森 翔太郎(熊本工)
関西大 金丸 夢斗(神港橘)
大阪経済大 林 翔大(乙訓)
大阪経済大 柴﨑 聖人(岐阜第一)
大阪商業大 渡部 聖弥(広陵)
甲南大 岡本 駿(城南)