セ・リーグの首位打者争いは外国人強打者によって熾烈を極めていた。DeNAのオースティン、ヤクルトのサンタナで争っていたが、オースティンが打率.316、サンタナが打率.315とオースティンが勝負を制する形となった。
さて外国人選手による首位打者獲得となれば2018年のビシエド(中日)以来、6年ぶりのこととなる。終盤で逆転して首位打者となったオースティンは2013年のブランコ以来11年ぶりとなる。
DeNA(前身球団含む)は1999年のローズ、1990年のパチョレック、1979年のミヤーンとブランコを含めて過去に4人も首位打者を獲得している。
球界全体でみると楽天の新規参入した2005年以降でセ・リーグではビシエドとブランコ以外にも2014年のマートン(阪神)、2009年のラミレス(巨人)を含め4人の外国人選手が首位打者を獲得してきた。一方のパ・リーグでは2008年のリック(楽天)のみ。その前は1989年のブーマー(オリックス)まで遡る。イチロー(オリックス)が7年連続で君臨していたとはいえ、パ・リーグでは外国人選手による首位打者はほとんど生まれていないのだ。
近年ではなかなかなかった外国人選手による首位打者争いはオースティンが142試合目で逆転して、初のタイトルを獲得することになった。