U-14とも称されるポニー日本代表。中学硬式・ポニーリーグならではのカテゴリーだが、日本代表は2023年に10年ぶりに世界一を達成して話題となった。
2024年は連覇を目指すべく、5月の日本代表選手選考会を通じて15名を選出。主将にポニー佐賀ビクトリー・小柳祥太郎を指名し、アジアパシフィックゾーンチャンピオンシップを戦った。
日本を含む5チームが参加した今大会、全チームと総当たりで対戦すると、日本は4勝0敗で決勝戦に進出。8月のワールドシリーズ進出をかけて、台湾と対戦することとなった。
予選の初戦で対戦した際は6対5で勝利したが、決勝戦では5回まで0対0の試合展開。先発に抜擢された本田俊の好投が光っていたが、6回に1点を失い、これが決勝点になってしまった。
最終回に4番・宮城大愛のヒットなどで、サヨナラのチャンスは作ったが、あと一歩及ばずに準優勝。ワールドシリーズ、そして世界一連覇の道が途絶える悔しい結果に終わった。
とはいえ、アジアの舞台で世界大会出場をかけて戦えたことは、これからの野球人生には良い経験だ。アジアのライバルたちと戦った経験を糧に、野球人として、さらに人として一回り大きくなることを期待したい。