7月21日、マルハンインビテ-ション大倉カップ第50回全日本選手権大会の2回戦が各会場で行われ、ベスト16が出揃った。
JPアセットスタジアム江戸川(以下、江戸川区球場)では、ポニー筑後リバーズが6対2で羽田アンビシャスポニーを下した。
試合はポニー筑後リバーズが先制し、試合を優位に進める。ポニー筑後リバーズは3回表、先頭の9番・田中 悠仁がヒットで出塁。セーフティーバントなどを絡めて一死1・3塁とし、主将の3番・大隅 孝太郎を打席に迎える。大隅は「自分が流れを引き寄せられるように」との想いで打席に立ち、レフトへの犠飛で先制点をもたらす。その後も4番松尾 郷之介の四球と盗塁などでチャンスを広げると、5番の田中 光輝がセンターへヒットを打ち、ポニー筑後リバーズが3点をあげる。
ポニー筑後リバーズは5回に大隅が2本目の犠飛で4点目を奪うと、6回と7回には相手の失策に乗じて1点ずつ追加するなどして計6得点。羽田アンビシャスポニーの反撃を2点に抑えて、6対2でポニー筑後リバーズが勝利した。
羽田アンビシャスポニーは敗れたものの、最終回にヒットと四球で1死1・2塁のチャンスをつくるなどして、最後まで粘りを見せた。主将の大野 秀輔は、意地を見せたチームに対して「追う展開になったが、最後まで全員が仲間を鼓舞しながら戦えた」と、力強い口調で話してくれた。
また江戸川区球場では、前年度優勝チームのポニー佐賀ビクトリーが、関メディベースボール学院Jrポニーと対戦。1点を争う好ゲームとなったが、関メディベースボール学院Jrポニーが4回に2点、7回に1点をあげて、ポニー佐賀ビクトリーに3対2で勝利。大会2連覇を目指したポニー佐賀ビクトリーは、関メディベースボール学院Jrポニーの前に1点及ばず、2回戦で惜しくも姿を消した。
その他の会場では、南大阪BBCポニーが、7対0で東広島ポニーに勝利。北斗ポニーベースボールクラブは、立川ポニーを2対0で下した。
22日も関東各地で3回戦が予定されている。