目次

[1]悔しさ残る聖地の経験をバネに
[2]骨折しながら戦った明治神宮大会


 北信越大会を制した敦賀気比においてエースで4番、さらに主将を務めている上加世田 頼希投手(2年)。7年ぶりの優勝を目指すセンバツでは大車輪の活躍が期待されている。小学生時代から全国区の活躍をみせ、中学時代は軟式U-15日本代表にも選出された経験を持つ上加世田のこれまでの歩みと2022年の抱負を聞いた。

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悔しさ残る聖地の経験をバネに


 コロナ禍の影響で練習の合流は6月と遅れたが、寮生活にも徐々に順応し、秋からは主力投手の一角として活躍。北信越大会優勝の原動力となり、「満足のいく1年間を過ごせたのかなと思います」と順調な高校1年目を送った。

 初めての甲子園となった昨春のセンバツは1回戦の常総学院戦に6番一塁手でスタメン出場。中学時代に日の丸を背負った上加世田だが、「凄く緊張して足も震えた」という。その中でも1安打を放ち、投手としても3番手として1回を投げた。試合は延長13回の末に5対9で敗戦。「いい経験ができた」と感じながらも力不足を痛感したと振り返る。

「まず、自分のスイングができなかったというのが、自分の中で一番ありました。投手としても1イニング投げさせていただきましたが、不甲斐ないピッチングをしてしまって、自分のレベルがまだまだ全国に通用しないということを感じました」

 夏の大会ではチーム方針で野手に専念。4番三塁手として打線の中核を担い、打率.545の大活躍で甲子園8強入りに大きく貢献した。「チームが勝つために自分のバットで何とかしようという思いがあったので、それが結果に繋がったかなと思います」と上加世田。これまでは投手のイメージが強い選手だったが、打者としても確かな存在感を示した。

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