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いよいよ明日は運命の選抜出場校発表!選考が気になる地区は??

2016.01.28

いよいよ明日は運命の選抜出場校発表!選考が気になる地区は?? | 高校野球ドットコム

いよいよ明日は運命の選抜出場校発表!選考が気になる地区は??

  明日、選抜の出場校が発表される。出場校については例年同様、速報予定!その前に一般枠で議論になりそうな地区をおさらいしていきたい。一般枠で議論が分かれそうなのが以下の5地区。
■関東・東京地区
■東北地区
■北信越地区
■近畿地区
■中国地区
1地区ずつ説明をしていきたい。
■関東・東京地区
関東・東京は6枠。いつも5枠目まで決まっていくが、いつも議論が分かれるのが6枠目だ。東京準優勝校、そして関東大会のベスト8の中で内容の良い学校が争うことが多い。今年ならば、東京都は3年連続東京大会準優勝二松学舎大附、関東は優勝した木更津総合に、準々決勝で1対2で競り負けた花咲徳栄との争いになるだろうという声が多い。二松学舎大附大江竜聖花咲徳栄高橋昂也とプロ注目左腕がいるが、この2人を中心に守り勝つ野球を展開してきた。両チームの戦いを振り返って、議論になるのは
二松学舎大附 早稲田実業日大三といった強豪を破り、決勝進出を果たしていること
花咲徳栄 木更津総合に1点差の勝負を演じ、4強に埼玉県がないことから地域性という点では有利

 二松学舎大附は強豪を続けて破っただけではなく、コールドゲームも2試合あり、試合内容はほぼ完ぺき。それまで戦いぶりを評価するのか、花咲徳栄も地域性のバランスに加え、ロースコアのゲームをしっかりと勝ち上がったり、試合内容も負けていない。試合内容、チーム力など細かく精査をして、選考することになりそうだ。

■東北地区・北信越地区
この2地区は同県同士の決勝になっていること。東北地区は青森山田vs八戸学院光星、北信越地区は敦賀気比vs福井工大福井となっている。ここまでの勝ち上がりとを見ると内容面ではこの2校を上回る学校はない。だが地域性を重視すると同県2校から選ばれる点でどうなのか?という声もありそうだ。まず東北大会準決勝のスコアを見ていくと、
青森山田 5対1 盛岡大附
八戸学院光星 8対0 一関学院 (コールド)
という結果になっている。東北枠の二枠目がベスト4のチームが選出された例を挙げると、2009年の選抜で、ベスト4だった花巻東が選出されたが、今回はどう議論されていくのか注目していきたい。そして北信越の準決勝は、
敦賀気比 7vs3 佐久長聖
福井工大福井 11vs6 長野商
佐久長聖は6回終わって3対0でリードをしていた試合だった。この内容を選考委員会がどう見るのか、注目が集まりそうだ。


■近畿地区
近畿のベスト4は大阪桐蔭(大阪)、滋賀学園(滋賀)、龍谷大平安(京都)、明石商(兵庫)。地域性を重視し、この4県に該当しないベスト8になると、優勝した大阪桐蔭4対9に敗れたが、エース高山優希から4点を取った智辯学園(奈良)は、地域性、試合内容面から見ても有利という声が多い。残りこの5県に該当しないのは市立和歌山(和歌山)になる。ただ明石商0対7のコールド負けをしている点を選考委員会をどう見るのか。試合内容ならば、断然、報徳学園(兵庫)になる。同県だと明石商がいるが、滋賀学園延長13回まで0対0の熱戦を演じた試合は大きなアピール材料になりそうだ。試合内容、チーム力を評価するのならば、兵庫2校でも問題ないという声も出てくることが予想される。

■中国地区・四国地区
高松商が神宮大会優勝したことで、四国枠が増枠。中国ベスト4の開星如水館、四国ベスト4の済美土佐は地域性、試合内容をかなり吟味しての選考になりそうだ。中国大会準決勝のスコアは、
創志学園 5vs0  開星
南陽工 6vs3 如水館
如水館南陽工に6回まで1対1の接戦を演じ、開星も2回まで5点を奪われたが、そこから無失点に抑えている。短いイニングで大量点を取られたが、よくまとまったといえる。四国大会のベスト4は、
高松商 6vs5 済美
明徳義塾 4vs3 土佐
ともに1点差と接戦を演じている。地域性や優勝した高松商に接戦を演じた済美が有利という声もあるが、かなり議論になりそうだ。j四国・中国地区の試合内容をすべて勘案して、内容そのものを重視するのならば四国4もすることができる。しかし長年、どちらを3枠目にするのかを議論されてきたが、偏りが出るのはあまり印象が良くなく、四国3、中国3とバランスを整えたほうが良いという考えもありそうだ。
 こうして内容を整理すると、改めていろいろ検証材料が見えてくる。どの学校が選ばれるのか、とても興味深い。当日は21世紀枠の候補の状況を整理していきたい。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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