試合レポート

前橋商の191センチ右腕、不調でも7奪三振完封勝利!昨年から実戦力が大きく向上!

2024.07.14


清水 大暉(前橋商)

<第106回全国高校野球選手権群馬大会:前橋商7-0市立太田>◇13日◇2回戦◇高崎城南球場

【トーナメント表】夏の群馬大会 これまでの結果

191センチの剛腕・清水 大暉の投球に注目が集まった。まず良いか悪いかといえば、それほど良くなった。ストレートも130キロ後半の速球が多く、この試合の平均球速は136.37キロだった。またボール先行になることも多かった。

今日の投球について清水は「大事な初戦ということでどうしても力が入る試合。先発はいつ告げられたかは忘れましたが、だいぶ前に初戦に先発すると言われて調整をしてきたのですが、リラックスしたつもりが力んでしまいました…」と振り返る。

この試合では被安打6、4四球と走者を背負うことはあったが、投げ急ぐことなく、自分の間合いで勝負して打者を抑えることができていた。配球の中では、90キロ台のカーブを使いながら、130キロ後半の速球をより速く見せることができていた。7奪三振のうち6個はストレートで三振を奪ったもの。清水は「捕手と話し合って、高めに強いストレートで抑えることを意識してきました」とここ一番で見せるストレートは140キロも出ていて、伸びも抜群だった。

初戦を終えて、「これからは上がっていく予感は十分にあります。しっかりと調整して、20日の3回戦に臨みたい」と語った清水。自慢の速球についても「調子は上がって自分の動きができれば、リミッターを外して150キロはいけるかなとおもっています」と150キロ超えに手応えを感じていた。

昨年デビューしたときはとにかく勢いだけで140キロ後半の速球で勝負をしていた。今は多少調子が悪くても140キロ前半の速球で勝負できるところに成長を感じた。これから調子を上げて、さらに内容の良い投球ができるか注目だ。

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この記事の執筆者: 河嶋 宗一

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