センバツ出場の耐久のエース・冷水が2安打自責点0の好投！速球も140キロを超え、調子の良さに手応え【24年夏・和歌山大会】
7回自責点0の好投を見せた耐久先発の冷水孝輔
＜第106回全国高等学校野球選手権和歌山大会：耐久8－1有田中央・貴志川・串本古座（7回コールド）＞15日◇2回戦◇紀三井寺公園野球場
今春の甲子園に出場した耐久が7回コールドで初戦を突破した。
先発は最速142キロ右腕のエース・冷水 孝輔（3年）。「今までで良い状態で夏の大会に入れたと思います」と1回表から141キロを計測するなどまずまずの立ち上がりだったが、「初戦の硬さがどうしても見られました」（井原正善監督）と2失策で先制を許してしまう。
それでもその裏に相手の失策で追いつくと、二死一、二塁から6番・澤 剣太郎（3年）が右中間を破る2点適時三塁打で勝ち越しに成功。「すぐに点を取り返せたので、それで落ち着いたと思います」（井原監督）と2回以降は耐久ペースで試合を進めていく。
「今日はカットボールと縦のスライダーの調子が良かった。真っすぐがまあまあ走っていたと思うので、それを活かしながら変化球で三振を取れたと思います」と冷水は2回から4者連続三振を奪うなど快調な投球を見せる。
終わってみれば、7回を投げて、2安打無四球7奪三振で自責点0の好投。それでも「コントロールがあまり良くなかったです。逆球が多く、高めに浮くこともありました」と満足はしていなかった。
昨秋は近畿大会4強入りの原動力となった冷水だが、センバツでは思うような投球ができずに初戦敗退。「秋は自分が助けてもらうことの方が多く、そのおかげで春のセンバツも出場できました。センバツでは自分のふがいないピッチングでチームが負けてしまったので、この夏は自分がチームを引っ張っていけるような堂々としたピッチングができればと思います」とこの夏に懸ける想いは強い。もう一度、チームを甲子園に導くためにこの夏も熱投を見せる。
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