山田 知輝選手 (桐生第一)

山田 知輝

球歴:桐生第一

都道府県:群馬

ポジション:投手

投打:右 / 左

身長:184.0 cm

体重:80.0 kg

学年:卒業

寸評

 群馬の大物は高橋 光成だが、2015年度の大物として期待されているのが山田 知輝。184センチ80キロの体格の良さ、投球センスの良さといい、大型投手としてはまとまった好投手だ。 (投球内容)  右オーバーから投げ込む直球は常時130キロ~135キロ前後は計測していそう。力を入れた時の速球は130キロ後半は出ていそうだが、184センチ80キロと恵まれた体格をしているが、そのパワーを生かして切れていない。まだ内に秘めるパワーは少なく、この冬で強化をしていってほしい。  変化球はスライダー、カーブ、チェンジアップの3球種を投げ分ける。内外角へ投げ分けていきながら、テンポよく投球を組み立てていき、追い込んでから外角いっぱいのストレートで決める。試合終盤で、追い込まれる状況になると力を入れた投球を見せる。その時のストレートは本当に素晴らしい。勝負勘の良さが彼の特長。だがもう少し184センチ80キロの体格にしては迫力がほしい。そこに物足りなさを感じた。 クイックは1.1秒~1.2秒前後のクイックができており、フィールディングの動きを見ると、機敏。運動能力は高い。 (投球フォーム)  ワインドアップから始動し、左足を真っ直ぐ上げていきながら、右ひざを適度に伸ばし、バランス良く立つことができている。左足を遊撃方向へ伸ばしていきながら、重心を下げていき、前足を伸ばし、着地する。重心を深く沈めるわけではなく、前膝を送りこむようなことはせずに着地を行う。もう少し歩幅を広く取って、前膝を送りこむことができるようになるともう少し勢いが増していくのではないだろうか。    左腕のグラブを高めに掲げていきながら、角度を付けて、左胸に抱え込んでいく。しっかりと左胸に抱え込むことができており、体のブレは少なく、制球力は安定している。テークバックは内回りの旋回をしていきながら、トップではしっかりと肘を上げていき、そのまま腕を振り下ろす。反動が小さく無駄も少ないフォームだが、トップに入ってからの腕の振りがやや弱い。もう少し強く腕が振れていくと変わっていくはず。そのためには勢いよく腕が振れる体の使い方を目指していきたい。
更新日時:2014.01.19

将来の可能性

 選抜に出場すれば、注目投手に入る一人だろう。秋に物足りなさを感じた力強さ・柔軟性を身に付け、本格派右腕として化けることができるか。ゆくゆくは高橋光成のように全国レベルの好投手へ成長していくことを期待したい。
更新日時:2014.01.19

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です