Column

千葉県立成田国際高等学校(千葉)

2016.06.05


集合写真(県立成田国際高等学校)

ドミニカ共和国での経験を活かし夏に挑む!

 千葉県成田市加良部三丁目にある千葉県立成田国際高等学校。今年の4月に佐倉南から成田国際に赴任してきたという古谷 健監督が、今年の春の大会の後から成田国際野球部の指揮を取ります。

 野球部の室内練習場や照明設備があるなど、設備は揃っていますが、グラウンドは曜日によってサッカー部と共有で使用しています。なのでこの夏の大会までに、[stadium]QVCマリンフィールド[/stadium]をはじめ、[stadium]青葉の森野球場[/stadium]、[stadium]習志野秋津球場[/stadium]、[stadium]ナスパスタジアム[/stadium]、[stadium]ゼットエーボールパーク[/stadium]を借りて球場練習をするそうです。古谷監督はドミニカ共和国で野球を学んだ経験があり、現地で行っていた練習を取り入れた指導もしています。

柴田マネージャーのノック(県立成田国際高等学校)

現在の部員数は3年生12人、2年生11人、1年生17人、全40人。また、マネージャーさんもノックを行うなど、欠かせない戦力として存在しています。
今年のチームは『チームの雰囲気の良さ・打撃力・隙のない走塁』がウリだと、主将の五十嵐 亮太選手が語ってくれました。このチームのキーマンを伺うと、「チームの投打の要である後藤 李騎針生 立貴はチャンスメークできランナーを返すことができるので、チームで期待できる二人です。冷静なマウンドさばきでテンポよく打ち取っていく新井 雪広も、間違えなくうちのキーマンです。また、持ち前の身体能力でチームに勢いをつけてくれる加藤 遼も、夏に活躍を見せてくれるであろう期待の選手です。」と、夏の大会で軸になる4人を紹介していただきました。

 五十嵐主将に新チームがスタートしてからを振り返っていただくと、「秋の県大会での負けが印象深いです。自分が活躍できなくて勝てなかったので、冬頑張ろうという気持ちになりました。春の大会では精神面での弱さがもろに出て、試合中に本来の力を発揮しきれないという課題が出ました。しかし、そこの部分に気付けたという収穫がありました。」と語り、夏の大会へ向けて課題を消化し、「楽しく最高の夏にしたい!」と元気いっぱい答えてくれました。

 

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自分の持っているものを全て出し切る

新井雪広選手と古谷健監督 (成田国際写真部撮影)

 ここからは成田国際の高栁 慶太副主将と新井 雪広選手、2人にお話を伺いました。

Q. 高栁副主将と新井選手にとって高校野球の面白いところってどんなところですか?

高栁 慶太(以下「高栁」):ちょっとしたワンプレーが流れや空気を変えて、目に見えない複雑な部分が高校野球の面白いところです。
新井 雪広(以下「新井」):チーム全員で1つになって目標に進むところと、チームとはほぼ毎日一緒に居るので、お互いの全てを知れること…。(笑)

Q. それはチームの中が深まっている証拠ですね!自分の力を試すという意味で、この高校に挑戦したい!という高校はどこですか?

高栁:僕は木更津総合です。関東の王者になって、甲子園で勝ってチームの凄さを戦って感じてみたい。そして自分たちがどこまでやれるか知りたい。特に捕手のチームや投手を支える力を学びたい。
新井:東海大望洋!同じ佐倉市井野中学出身のエース島 孝明君と対決したいです。彼の持ち味の150キロの速球と戦いたい!

Q. 夢の対決が叶うといいですね。大会では自分のどんなプレーを見てほしいですか?

高栁慶太選手 (成田国際高写真部撮影)

高栁:一球一球の言葉や配球、肩でチームを支えていきたいのでそこを見てほしい。
新井:自分の持ち味であるコントロールで打たせて取るピッチングで、攻撃に流れを持っていくところを見ていただきたいです。

Q. みなさん、応援の際は注目です!夏の大会は何を目標にしていきますか?

新井&高栁:甲子園出場!!
新井:今までの野球人生の集大成として、自分の持っているものを全て出し切って勝利に貢献したいです!

 高栁 慶太副主将、新井 雪広選手、ありがとうございました!

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新監督が作り上げる新たな成田国際

古谷健監督と教え子たち(県立成田国際高等学校)

古谷 健監督に質問!

Q. 夏に向けて、どんなチーム作りを心掛けているのですか?

 私は、この4月に佐倉南から成田国際に赴任してきて春季大会の敗戦から監督に就任しました。私自身、ドミニカ共和国で野球を勉強してきて、やはり野球は前向きに明るくポジティブにやるんだと再確認できました。このチームのスローガン「楽しくなければ成田国際じゃない」をもっと追求し深めていけるチームにしていきたいです。

 夏に向けては成田国際で野球をやれてよかったと思えるようなチーム作りをしています。具体的には、勝負で後悔しないため、何事にも「準備」の徹底を図っております。

 このチームの強みは選手一人ひとりの個性が強いところです。その個性を勝負に生かせるようなチームにします。

Q. 新成田国際チームを楽しみにしております!それでは最後に、古谷監督からチームへメッセージをお願いします。

 厳しい勝負の世界ですが相手のチームもお互い最高のパフォーマンスを出してやれてよかったと記憶に残る試合を積み重ねていこう!そして最高の仲間たちと最高の場所にいこう!!

 古谷 健監督、ありがとうございました!新しい成田国際、期待しております。


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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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