試合への差し入れ
暑い夏がやってきました。早い地区では、大会が始まっているようですね。私の住む福岡でも、もうすぐ大会が始まります。
この時期、マネージャーさん、保護者の方…時折OBからもよく聞かれること。それは｢差し入れ｣せっかく差し入れをするのであれば、選手のためになるものがいいという嬉しい心遣い。
以前、当コラムでも差し入れについて触れたことがありますが(22回コラム参照)今回は、目的に分けて紹介します。
試合の時に必要な栄養素
▲ 試合の時に必要な栄養素
試合前に使える差し入れアイテム
試合前には、エネルギー源である炭水化物の補給。
そのタイミングであるとありがたいアイテムは、おにぎり、果汁100％ジュース、バナナ、エネルギーゼリー、飴玉。これは定番のアイテムかもしれません。
その他にも、あんぱん、ジャムパン、和菓子。これらも炭水化物の宝庫です。
試合中に使える差し入れアイテム
▲ 試合中に使える差し入れアイテム
試合後に使える差し入れアイテム
試合後には、炭水化物、ビタミンC、そして筋肉の修復のためにもたんぱく質。
今までのアイテムに加えて、ヨーグルト、牛乳、チーズなどの乳製品がオススメです。ただし、温度管理が大切になってきますので、きちんと保冷しておける状態で差し入れしたいですね。
そして、いつでも使えるのがスポーツ飲料。水分だけでなく、エネルギー源である炭水化物や汗で失われるミネラルも含まれています。水分補給はベンチでもスタンドで応援でも絶対に忘れてはならないものですから、重宝しますね。粉末タイプのものもありますが、衛生面を考えるとペットボトル入りの方がオススメです。
飲料だけでなく、暑い時期ですから差し入れの衛生管理にも気をつけてくださいね。せっかくの差し入れなのに、渡すまでに(もちろん、いただいた方も)日向に置きっぱなしにしたりしないようにしましょう！
応援してくださる方の気持ちや差し入れを力に変えて、球児のみなさんは自分らしく自分たちらしくプレーできますよう。みなさんの活躍を期待しています！
当コラムで書いてほしい内容、聞いてみたい栄養の話を募集中です。ぜひ編集部にメッセージをお寄せください。
■ 8月の栄養学一口コラムもお楽しみに！
