仙台育英高等学校 【東北地区代表】
仙台育英学園高等学校東北地区・宮城6年ぶり4回目
チーム紹介
旧チームは今夏の甲子園に出場。10月の国体も制した。
そのチームから残ったのが主将となった4番の上林誠知。甲子園では11打数5安打と活躍した。新チーム結成当初は対戦相手のマークが厳しくなり苦しんだが、東北大会ではここぞの場面でチームを勝利に導く打棒を見せた。特に、青森山田との準々決勝では、9回に同点に追いついた直後に、勝負を決める2ラン。新主将のバットが、対戦相手の勢いを消し去った。
上林に注目が集まるが、東北大会ではチーム打率3割5分6厘、二塁打10本と全体が好調だった。主将を上回る成績を残したのが3番の長谷川寛。東北4試合全てで2安打以上をマークし、8打点とチームトップ。長打率は9割4分1厘にのぼった。。準決勝で先制打を放った5番水間俊樹とともに、上林の前後には怖い打者が並ぶ。
キャッチャーの小林遼を中心に守りは堅く、東北大会4試合で失策は、わずかに1個だった。
東北大会での伝令役は背番号17の檜森健太郎で、攻撃時の三塁ベースコーチも務めている。一塁ベースコーチには背番号19の阿部鷹介が立っていた。
旧チームの国体に続き、頂点を狙う明治神宮大会。上林主将は、「東北大会の調子を持続させられれば」と新しいチームに手応えを感じている。
投手紹介
東北大会で調子が良かったのが馬場。準々決勝の青森山田戦と、決勝の聖光学院戦の2試合で先発し、初戦の一関一戦ではリリーフで登板した。3試合通じての防御率は2.60だが、しっかりとゲームを作れるのが持ち味。球種はスライダーとカーブ、それにフォーク系の落ちる球がある。
エースナンバーの鈴木は、本調子ではなかったとのことだが、準決勝の酒田南戦で好投した。夏の甲子園でも二番手投手としてベンチに入っており、大舞台の空気は経験している。最速は137キロで、カーブ、スライダー、チェンジアップ、フォークと持ち球は豊富だ。
公式戦8勝0敗
勝ち上がり | 相手 | |||
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宮城県大会 | 2回戦 | ○ | 15-2 | 富谷 |
準々決勝 | ○ | 7-0 | 柴田 | |
準決勝 | ○ | 4-3 | 石巻商 | |
決勝 | ○ | 5-0 | 東北 | |
東北大会 | 2回戦 | ○ | 9-0 | 一関第一 |
準々決勝 | ○ | 5-3 | 青森山田 | |
準決勝 | ○ | 10-1 | 酒田南 | |
決勝 | ○ | 8-4 | 聖光学院 |
東北大会での登録選手(◎:主将)
背番号 | 名前 | 学年 | 身長 | 体重 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 鈴木 天斗 | 2 | 177 | 68 | |
2 | 小林 遼 | 2 | 170 | 70 | |
3 | 水間 俊樹 | 2 | 175 | 71 | |
4 | 菊名 裕貴 | 2 | 170 | 65 | |
5 | 加藤 尚也 | 2 | 172 | 68 | |
6 | 熊谷 敬宥 | 2 | 170 | 60 | |
7 | 長谷川 寛 | 2 | 168 | 61 | |
8 | ◎ | 上林 誠知 | 2 | 180 | 70 |
9 | 佐藤 聖也 | 1 | 171 | 70 | |
10 | 馬場 皐輔 | 2 | 180 | 80 | |
11 | 小野 晴輝 | 2 | 167 | 73 | |
12 | 福田 義基 | 2 | 170 | 69 | |
13 | 渡邉 大登 | 2 | 174 | 70 | |
14 | 佐々木 友希 | 1 | 175 | 70 | |
15 | 阿部 涼平 | 1 | 170 | 75 | |
16 | 青木 智也 | 1 | 178 | 70 | |
17 | 檜森 賢太郎 | 2 | 172 | 65 | |
18 | 中野 利一 | 1 | 172 | 65 | |
19 | 阿部 鷹介 | 2 | 180 | 69 | |
20 | 斎 夢海 | 2 | 162 | 65 |
記録員 | 水沼 航平、船津 祐太、中村 将稀 |
監督 | 佐々木 順一朗 |
部長 | 郷古 武 |
■高校別データ:仙台育英
文:松倉雄太